定年後を考えよう

ゆっくり過ごすのも良しバリバリ仕事をするのも良し

定年後の再就職先の選び方

看護師として生涯働きたいという方の中には、定年後も第一線で活躍したいと感じているケースもあるのではないでしょうか。ここでは、定年後に再就職先を選ぶことを想定して、考慮すべきポイントを紹介していきたいと思います。

定年後の再就職では、自身の経験やスキルを活かせる職場を見つけることが重要です。看護師として長年培ってきた知識や専門性は、あらゆる現場でニーズがあるものです。そんな中、自身の能力を最大限に発揮できる場所を見つけることができれば、やりがいのある楽しい日々を送れるでしょう。

また、定年後はゆったりとしたペースで働ける環境に身を置くことが理想的です。ワークライフバランスが取れる職場であれば、健康的で充実した生活を送ることができます。定年後となれば、どんなにキャリアがあっても、年齢に応じた身体的な負荷は大きくなるもの。自身の身体を大切にしながら働ける場所を選ぶことが大切です。

加えて看護師は、非常勤やフリーランスといった多様な雇用形態があります。こうした雇用形態は柔軟にシフトを変更できるため、ライフスタイルに合った働き方ができます。定年後の年代になると、自身の身体にも何が起きてくるかわからないため、不安がある方は融通の利く雇用形態を選択した方がベターです

そして、なるべく通勤のしやすい住み慣れた地域で働くことが望ましいもの。通勤時間の手間を最小限に抑えつつ、自身の時間を確保できるのは大きなポイントです。また、通勤自体も心身の負荷がかかるため、なるべくストレスのない在り方を保つ意味でも考慮した方が良いでしょう。

看護師の定年事情と再就職先の見つけ方

看護師の資格は運転免許のように返納するシステムもなく、更新手続きや再試験などもありません。したがって、法的には看護師の定年は定められていないと言えるでしょう。しかし、現在の定年事情では定年を定めている医療機関が殆どで、その年齢は公務員の定年に準じて60歳としている職場が多いです。また、定年を迎えその年齢を過ぎても働きたいと考える看護師も多くいます。

定年後の再就職先を見つける方法は5つあり、まず1つ目は今までの勤務していた医療施設に再就職を希望することです。これは探す手間もなく最も簡単で確実な方法です。

2つ目はハローワーク公共職業安定所)を利用することで、行政が行っている職業紹介所なので安全でしょう。ここでは、職場に関する様々な相談ができ、希望する職場があれば詳しい内容の説明や面接の手配なども行って貰えます。

3つ目は看護師転職サイトの利用です。このサイトに登録すると、専任の担当者が希望する条件に合った転職先を探してくれます。さらに、面接日時の設定や待遇面での交渉なども行って貰えます。

4つ目は知人などの紹介を活用する方法です。紹介であればその仕事内容や職場環境が予め分かっている場合が多く、採用担当者とも相談しやすい状況を作って貰えます。しかし、希望する条件と違う場合に、断りにくいというデメリットもあります。

もう1つは自分で探し応募する方法です。病院の募集広告やホームページでの情報を基に、自分で足を運び職場環境を確認して決めます。なお、転職先を選ぶ際には待遇や仕事内容、雇用期間など自分の希望や条件をしっかり整理しておくことが大切です。